この世界

そこで

おしゃべりをしている人の

言葉が

あふれすぎていて

そこにこれ以上

新しいことを足す必要はないだろうから

わたしは口をつぐむのです


厳しいともとれる

メッセージを

詩人は淡々と語りました


いえ

むしろやさしげに

ほんの普段ごとのように


何かに流されて

大切だけど忘れそうなことを

彼はいつも心に抱いている


その背中に

少しでも追いつきたい

ささやかな夢のひとつです


憧れの人です